「フィルムカメラに興味はあるけど、難しそうで手が出せない…」
「なるべく安いものを買いたいけど、何が良いのかわからない…」
そんな1歩踏み出せない方へ、ざっくりとした基礎知識とフィルムカメラの種類についてお話していきます。
色々な種類がありますが、この記事では1万円台を目安になるべく安く買えるものを紹介します!
フィルムカメラは使用するフィルムによって「35mmフィルムカメラ」「中判カメラ」「大判カメラ」など種類が違うのですが、この記事では35mmフィルムカメラに絞っています。
また、高いカメラについては説明を省略しています。
- カメラの基礎知識(ざっくり)
- フィルムカメラの種類
- それぞれのカメラの特徴
カメラの基礎知識をざっくり確認
フィルムカメラの種類についてお伝えする前に、ざっくりと用語の説明をしていきます。
もっと詳しく知りたい方は、Google先生に聞いてみてください👍
露出|明るさ設定に必要!
露出とはカメラに取り込む光の量のことで、適切な光の量のことを適正露出と呼びます。
光が多いと明るすぎて真っ白(=白飛び、露出オーバー)、光が少ないと暗すぎて真っ黒(=黒つぶれ、露出アンダー)な写真になります。
適正露出にするために必要なのが、以下3つの要素!
- 絞り(F値)
:1度にレンズに通る光の量を調節。ボケ具合も調節できる。 - シャッター速度
:シャッターが開く時間のこと。 - 感度
:光の感じやすさ。ISOという単位で示す。数字が大きいほど光を感じやすい。
例えば、明るいときには「絞りを絞る」か「シャッター速度を速くする」ことで光の量を少なくします。
ボケさせたいときにはあまり絞らないほうが良いので、シャッター速度を調整します。
また、ISO100や400などフィルムごとに感度が決まっているので、そのフィルムを撮り終えるまではISO感度は変えられません。
そのため、撮影環境(天気、室内外など)によってフィルムを選び、その後は絞りとシャッター速度のみで調節します。
露出方式|オートorマニュアル
そうは言っても、露出がさっぱりわからないからカメラ無理だ…
なんて諦めるのはまだ早いです!
露出方式にはマニュアル露出(=自分で考えて調整)と自動露出(AE露出)があります。
自動露出のカメラには露出計がついており、ファインダーをのぞいたときに適切な数値を教えてくれるので、それに合わせてからシャッターを押すだけでばっちり適正露出の写真が撮れますよ!
自動露出はさらに以下の3つに分かれます。
- 絞り優先AE(デジタルカメラだとAモード)
:絞りの値を決めると、自動的にシャッター速度が決まる。 - シャッター優先AE(Sモード)
:シャッター速度を決めると、自動的に絞りが決まる。 - プログラムAE(Pモード)
:両方ともカメラが自動で判断。シャッターを押すだけ!
絞り優先AEとシャッターAEの場合、半分自動で設定できるということですね。
とはいえ自分好みに明るさやボケ具合を調整して撮るのもフィルムカメラの醍醐味なので、全部自動では正直もったいないです!
露出計がついていないマニュアル露出のカメラでも、(その都度スマホを出すのは面倒ですが)アプリを使えば簡単に知ることができますよ👍
ちなみに、自動露出ができるカメラなのに露出計が使えないカメラの場合、完動品ではないので少し安く買うことができます。
露出計がついているカメラでも、電池が切れていると使えません。
必要な方は露出計が作動するか、電池が売っているか確認をしましょう。
電池自体がなくても写真は撮れますがマニュアル露出になってしまうので、不安な方は露出計のアプリを使うと良いと思います!
フォーカス|オートorマニュアル
ピント合わせ(フォーカス)の方式としては、オートフォーカスとマニュアルフォーカスがあります。
- オートフォーカス(AF)
:シャッターを押すと自動でピントが合う。デジタルカメラやスマホと同じ感じ。
動く被写体を撮るときもブレにくい。予想外の場所にピントが合うことがある。 - マニュアルフォーカス(MF)
:自分でレンズを回してピントを合わせる。「カメラを使ってる!!!」という感じがする。
動く被写体は撮りにくいけど、好きな位置にピントを合わせられる。
動く被写体を撮りたいときはAF、ピント位置を自分で調節しながら撮りたいときはMFが向いていると思います。

AFのカメラは基本的に電池ありきで動くので、ピント合わせや露出設定、フィルムの巻き上げなども全て自動でやってくれます。
デジタル一眼レフに近いつくりで、ダイヤルを回すだけで自動露出やマニュアル露出に切り替えることができますよ!
シャッター|電子式or機械式
ちなみにですが、シャッターにも種類があります。
- 電子式
:電池を使う。絞り優先AEやシャッター優先AEが使える。 - 機械式
:電池を使わない。フィルムの巻き上げやピント合わせ、露出設定など、操作は完全にマニュアル(フルマニュアル)。
マニュアルフォーカスのカメラでも、電子式シャッターの場合は露出設定が半自動でできます。
フィルムカメラの種類
一眼レフカメラ


ざっくり説明すると、レンズ交換ができてくっきりきれいな写真が撮れるカメラです!
レンズを安く買うことができるので、いろいろな画角での撮影も楽しめます。
ただ、他の種類と比べると値段が高いことが多く、本体が大きいので重いのがネック。
一眼レフカメラにはマニュアルフォーカス機(MF機)とオートフォーカス機(AF機)があります。
MF機は、さらに露出方式の違いにより
- マニュアル
- 絞り優先AE
- シャッター優先AE
- プログラムAE
に分けることができます。
(※AE=自動露出)
MF機
- フィルムの巻き上げや露出設定、ピント合わせなど操作はフルマニュアル。
- フィルムカメラらしい見た目と使い勝手。まさに銀塩カメラ。
- 操作がすべてマニュアルなので、カメラの勉強にもなる。
- ピント位置やボケ具合を自分好みに調整できる。
- レンズを安く買うことができ、いろいろな画角で撮影できる。
- 廉価とされる機種でも状態が良いものだと3万円以上、機種によっては5万円以上するものもある。
AE機能付きのMF機
- ピント合わせやフィルムの巻き上げなどでフィルムカメラ感を味わいつつ、難しい露出設定は楽ができる。
- ピント位置やボケ具合を自分好みに調整できる。
- 状態が良いものでも1万円台で買える(10000〜35000円くらいが多い)。
AF機
- フィルムの巻き上げやピント合わせなど、すべて自動でできる。
- シャッターを押すだけで簡単にきれいな写真が撮れる。
- 失敗が少ない。
- 人気がないのか、完動品が1万円以下で買えることもある。2000〜6000円で買えることも!
- ピント合わせが自動なので、意図しない場所にピントが合っていることがある。
- 自分でじっくり設定して撮りたい!
- 高くても良いカメラが欲しい!
→MF機
- ピント合わせはやりたいけど、露出設定はなるべく簡単に済ませたい!
- なるべく安いマニュアルフォーカスのカメラが欲しい!
→AE機能付きMF機(ボケ重視なら絞り優先、速さ重視ならシャッター速度優先など)
- 動物や人など、動く被写体を撮りたい!
- 手ブレがこわい!
- なるべく楽にきれいな写真が撮りたい!
- できるだけ安く一眼レフが欲しい!
→AF機
コンパクトカメラ

電源を入れてシャッターを押すだけの超簡単カメラです!
フィルムの巻き上げやピント合わせ、露出設定などを全てカメラがやってくれます。
「うまく巻けていなくて何も写っていない…」など、致命的な失敗がなくて済むので安心ですね。
本体自体も小さくて軽いものが多いので、持ち歩きにも便利です!
カメラによっては、
- 日付を表示できる
- メッセージを表示できる
- フラッシュが光らないよう自分で設定できる
- パノラマ写真が撮れる
- マクロモード搭載
などなど、便利機能がついているものもあります。
一眼レフと違い、レンズの交換はできません。ついているのがズームレンズか単焦点レンズ(=ズームできないレンズ)かカメラによって違うので、用途に合わせて選びましょう。
また、高機能でかなりきれいに撮れる高級コンパクトカメラ以外なら、数千円〜1万円台で状態が良いものを買えますよ!(高級コンパクトカメラは8万円くらいすることも)
- 簡単に撮れるものが欲しい!
- なるべく安く済ませたい!
- 持ち歩きしやすいものが良い!
ハーフカメラ

簡単にいうと、操作が簡単&たくさん撮れてお得&見た目も可愛い、魅力盛りだくさんなカメラです!
使用するフィルムは同じですがファインダーが通常のサイズの半分なので、撮れる写真も通常の半分サイズ(基本縦写真!)になります。つまり、通常のカメラの1枚=ハーフカメラでは2枚!!!
市販されているフィルムは27枚撮りか36枚撮りなので、ハーフカメラで36枚撮りのフィルムを使用すれば72枚も撮れます!!!(これがなかなか撮り終わらない)
機種にもよりますが、カメラ自体も数千円〜1万円台と状態が良いものが安く買えます。
しかも、操作もとっても簡単。
写ルンですのようにフィルムを巻いて、シャッターを押すだけです。
一眼レフよりもピント合わせがざっくりなのでピントが合わないこともありますが、それはそれで味があります。
また、現像するお店によっては1枚ずつ現像するか2枚1セットで現像するか選べます。
ストーリー性がある組み写真になったり、全然関係ないけどなんかおもしろい組み写真になったり、撮ったあとも楽しめますよ〜!
現像やデータ化の料金は普通のカメラより若干高いです。
お店で確認してみてください。
あとなんと言っても見た目がめちゃめちゃかわいい!!!!!
カメラ自体を撮るのも楽しいです!
ちなみに、一眼レフのハーフカメラ(オリンパスのPEN Fシリーズ)やコンパクトカメラみたいに全てオートでできるハーフカメラ(キャノンのオートボーイのTele6)など、珍しいタイプもあっておもしろいですよ〜!(そして沼る)

- なるべくランニングコストを少なくしたい!
- 見た目がかわいいカメラを使いたい!
その他
チェキなどのインスタントカメラ、レンジファインダーカメラなどなど、フィルムカメラにはたくさんの種類があります。
参考:愛用品を紹介
最後に、わたしのカメラについてざっくり紹介します。カメラ選びの参考にどうぞ!
一眼レフカメラ
- CanonのEOS KissⅢ
:AF機。実家に眠っていた。買ってもめちゃめちゃ安いみたい。 - PENTAX MEF
:絞り優先AE付きMF機だけど、露出計が壊れているのでアプリ併用必須。お店で6000円。おまけにストラップ付き。
コンパクトカメラ
- CanonのAutoboy SⅡ
:超万能カメラ。普段の持ち歩き用。メルカリで9800円。
ハーフカメラ
- OlympusのPEN EESⅡ
:操作が超簡単。ざっくりピントを合わせられる。メルカリで8000円。 - CanonのAutoboy Tele6
:オートフォーカスなハーフカメラ!日付も入る!メルカリで7500円。 - OlympusのPEN FT
:一眼レフなハーフカメラ!見た目もかわいくてお気に入り。メルカリで32000円。

見た目で選ぶもよし、値段や機能で選ぶもよし
以上、ざっくりでしたがカメラの基礎知識とフィルムカメラの種類についてお伝えしました。
- 安く買えるフィルムカメラとしては、一眼レフやコンパクトカメラ、ハーフカメラがある。
- 一眼レフの中でもマニュアル、AE付き、オートなどの種類がある。
- 種類にもよるが、数千円〜1万円台で状態が良いものを買える。
いろいろ書いてきましたが、一目惚れしたから買うでも良いと思います。
見た目でも値段でも機能でも気になるカメラがあったらぜひ挑戦してみてください!(使わなかったらメルカリで売ったり、デジタルカメラを買うときの下取りに出したりできます笑)
良いフィルムカメラライフを〜!
